A NEW HORIZON – A showcase of Contemporary Design from East Asia –
「クリエイティブで世界に貢献する」をコンセプトに、世界に対し貢献できるプラットホームづくりが必要であるとの考えのもと、昨年はトークセッションをおこなったASIA CREATIVE RELATION。今年はそのアイディアと繋がりをさらに躍進させ、ゲストキュレーターにSuzy Anneta、空間デザイナーに石田建太朗を迎えた特別な展示「A NEW HORIZON – A showcase of contemporary design from East Asia –」を開催します。
『A New Horizon(新たな地平線)』展は、東アジア(日本、韓国、中国、台湾)出身のデザイナーによるコンテンポラリーな作品を紹介し、デザインと現代ライフスタイルの未来のトレンドを考察します。キュレーターのスージー・アネッタは、デザイナーの作品を未来のライフスタイルの発展性――つまり、私たちが何と、どのように、なぜ、共に暮らすことを選ぶのかという問題を表す4つにチャプターに分類しました。「バイオモーフィズム(Biomorphism)」、「アップサイクル(Upcycled)」、「新しいベル・エポック(New Belle Epoque)」、「未来の伝統(Future Traditions)」と題された4つのチャプターはキュレーションの過程で自然に導き出されたものであり、これらは環境や社会に起因するものではなく、既存の作品に内在していることを示唆しています。この展示をご覧いただくことで、一流デザイナーの現在の考え方、そして哲学的アプローチや実践についての理解を深めることができます。
ロンドンのArchitectural Association School of Architecture(AAスクール)にて建築を学び、2004年から12年までスイスの建築設計事務所ヘルツォーク&ド・ムーロンに勤務。同社アソシエイトとしてペレス・アート・ミュージアム・マイアミ(マイアミ現代美術館)などの海外プロジェクトのリード・デザイナーを務める。 2012年にKIASイシダアーキテクツスタジオを設立。2016年より東京工業大学の特任准教授に就任。那須の現代美術館N’s YARDや日本橋三越コンテンポラリーギャラリーなど多くの美術空間の設計に携わる。