EXHIBITIONS
View of the exhibition "visage(s)" at Perrotin Tokyo. Photo by Keizo Kioku. Courtesy of the artist and Perrotin.
ジャン=フィリップ・デローム | visage(s)
展示期間
DATES
2023.8.31(thu)〜2023.10.31(tue)
営業時間
OPERATING HOURS
11:00〜19:00(日月祝は閉廊)
会場
LOCATION
東京都港区六本木6-6-9 ピラミデ1F
BRAND / CREATOR
![](https://designart.jp/designarttokyo2023/cms/wp-content/uploads/2023/09/806_1026.jpeg)
ジャン=フィリップ・デローム
ジャン=フィリップ・デローム (1959年生まれ)は、風景画、静物画、肖像画といった古典的なアプローチを通して表現の歴史を継承しています。その絵画プラクティスは写真に頼ることなく直に被写体を観察し、一度に描き上げるものです。デロームの絵画は、移り変わる光がみせる儚い雰囲気の風景や、スタジオを訪れたモデルの一時的な存在など、「今、ここ」を捉えています。
デロームは出版やコミュニケーション業界での好調なキャリアを築きながら、その絵画プラクティスを発展させました。絵画の展示を始めたのは2017年のことです。デロームは1985年にフランスのエコール・デ・ボザール(国立高等装飾美術学校)を卒業後、多くの人々にアプローチできる可能性を秘めた印刷媒体への道を選びました。以降30年以上にわたり世界中の出版物に携わり、90年代初頭にはバーニーズの広告キャンペーンでグレン・オブライエンとのコラボレーションを手掛けるなど、ブランドとの仕事にも従事しました。また、自身のイラストと文章を組み合わせた書籍を数多く出版しています(『The Cultivated Life』、『The Unknown Hipster diaries』、『Artists’ Instagrams』など)。リアルを描くというデロームの内省的で孤独な行為は、次第にそのリズムと粘り強さを文化や様式に対する社会的論評へと向けるようになりました。現在、デロームの活動の中心は絵画です。街の風景をフレームに収め、花瓶の横に本や文化的な品々を配置するなど、目に見えるものの探究を一連のイメージによって構成し、社会の観察者としてのひらめきを保ちながらも、斜めの角度から他の文化的構成概念に当てはめています。
最近の主な展覧会に、オルセー美術館(パリ)、パシフィック・デザイン・センター(ロサンゼルス)などがあります。2023年夏には、東京で2つの展覧会を同時開催します。これまでにペロタンパリ、ソウル、ニューヨーク、2022年には東京アートフェアにて個展が開催されました。
昨年出版されたモノグラフ『Paintings』(パリ、RVB Books社)に続き、今回の伊勢丹とペロタンでの同時開催展を記念して、書籍『Studio Poems』がペロタンから出版されます。
https://www.perrotin.com/artists/jean_philippe_delhomme/806#news
VENUE
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