Where We Are -ヤマハデザイン研究所60周年企画展-

音・音楽に関わる様々な製品を開発するヤマハ株式会社のデザイン部門は２０２３年に創設６０周年を迎えます。ヤマハブランドを冠するあらゆる製品のデザイン開発と並行して、ヤマハデザイン研究所はこれからの暮らしの豊かさに思いを馳せ、同時に自らのアイデンティティを問い直す活動を、長年に渡り継続しています。

通常業務では扱わないアイテムであっても、ヤマハのデザイナーならこう考えるといったプロトタイプを製作し、これらを広く世界に発信してその反応を肌で感じることが、自らのアイデンティティを鍛える有効な手段であると、我々は確信しているのです。

本企画展では、直近２０年間のプロトタイプを通して、思索の足跡を俯瞰すると同時に、ミラノデザインウィーク２０２３で発表した最新作 『楽器と共に暮らす家具のようなもの』を国内初展示します。新しい概念にカタチを与え、問い続け、発信してきた活動から『考え方を考える』 ヤマハデザインの真髄を、少しでも感じて頂ければ幸いです。