EXHIBITIONS

内藤礼 | 《無題 》2024年 | 花、水、ガラス瓶  撮影:畠山直哉

内藤礼 | 内藤礼 生まれておいで 生きておいで

エリア
Area

銀座

ジャンル
Genre

ART

展示期間
DATES

2024.9.7(sat)〜2025.1.13(mon)

営業時間
OPERATING HOURS

12:00〜19:00(最終入場は18:30までになります。水曜日と10月24日(木)は休館となります。開館日と開館時間についての最新の情報はウェブサイトをご確認ください。)

会場
LOCATION

中央区銀座5-4-1 銀座メゾンエルメスフォーラム8・9階

「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」2024年 | 銀座メゾンエルメス フォーラム展示風景 撮影:畠山直哉 / Courtesy of Fondation d'entreprise Hermès
「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」2024年 | 銀座メゾンエルメス フォーラム展示風景 撮影:畠山直哉 / Courtesy of Fondation d'entreprise Hermès
「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」2024年 | 銀座メゾンエルメス フォーラム展示風景 撮影:畠山直哉 / Courtesy of Fondation d'entreprise Hermès
「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」2024年 | 銀座メゾンエルメス フォーラム展示風景 撮影:畠山直哉 / Courtesy of Fondation d'entreprise Hermès
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内藤礼 生まれておいで 生きておいで

エルメス財団は、今秋、「内藤礼生まれておいで生きておいで」を開催いたします。
「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」を一貫した問いとして作家活動を続けてきた内藤は、光や影、水や大気のうつろいがもたらす生と死のあわいに、日々見過ごしがちなささやかな事物や情景、知覚しがたい密やかな現象を「根源的な生の光景」として、私たちの中に結び付けることで、深い体験をもたらします。

本展は、東京国立博物館にて9月23日(月・休)まで開催されている同名の展覧会と一連の流れを持って構想されたもので、会期を一部重ね合わせながら、ひとつの大きな円環を描くというかたちで展開いたします。

歴史ある建築物とさまざまな年代に制作された膨大な文化財を所蔵する東京国立博物館の環境とは対照的に銀座メゾンエルメスの近代的な建築内にあるフォーラムには、ギャラリー所蔵の作品群はありません。都市の中心部に浮かび、一見、空っぽのようにも感じられる空間は、ガラスブロックを通じた自然光とともに街からもたらされる人工の光や色彩に満ち、また過去から隔てられた場所でもあります。
内藤は、光のうつろいによって、一層はかなく、また色濃く感じられる生への眼差しを、この場所へかりそめに宿らせ、そこに「生の没入」を見出そうとします。

連続する二つの会場は、絵画や立体作品によって繋がる構成をとっています。とりわけ、2023年から24年の間に日々作家のアトリエで制作された絵画《color beginning/breath》のシリーズは、展覧会へと向かう作家の生の刻として、物理的な時間の不可逆性を示し、両会場を結ぶ円環の語りの一軸を形成します。

過去に生きた人に出会うことができないように、未来に生きる人にも、昨日や明日という時間にも、私たちは今、物理的には出会うことはできません。だからこそ、内藤の「生まれておいで生きておいで」という呼びかけが鑑賞者の地平に現れるとき、太古から続く自然や命への畏れや祈り、それによってもたらされた創造の力や精神世界への共鳴を、風景の中に認めるのでしょうか。そして、未来へ向かういかなる生もが、慈悲と祝福の息吹で満たされんと希求するのでしょうか。
エリア
Area

銀座

ジャンル
Genre

ART

展示期間
DATES

2024.9.7(sat)〜2025.1.13(mon)

営業時間
OPERATING HOURS

12:00〜19:00(最終入場は18:30までになります。水曜日と10月24日(木)は休館となります。開館日と開館時間についての最新の情報はウェブサイトをご確認ください。)

会場
LOCATION

中央区銀座5-4-1 銀座メゾンエルメスフォーラム8・9階

BRAND / CREATOR

内藤 礼

1961年広島県生まれ 、 現在東京を拠点に活動 。 これまでの主な個展に 「 breath」 ミュンヘン州立版画素描館 、 2023年 、 「 うつしあう創造 」 金沢 21世紀美術館 、 2020年 、 「 明るい地上には あなたの姿が見える 」 水戸芸術館現代美術ギャラリー 、 2018年 、 「 Two Lives」 テルアビブ美術館 、 2017年 、 「 信の感情 」 パリ日本文化会館 2017年 、 「 信の感情 」 東京都庭園美術館 2014年 、 「 すべて動物は 、 世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している 」 神奈川県立近代美術館 鎌倉 、 2009年 、 「 Being Called」 カルメル会修道院 /フランクフルト近代美術館企画 、 1997年 、 「 地上にひとつの場所を 」 第47回ヴェネチア ・ ビエンナーレ日本館 、 1997年 、 「 地上にひとつの場所を 」 佐賀町エキジビット ・ スペース 、 東京 、 1991年 がある 。
恒久展示作品に 《母型 》 豊島美術館 、 2010年 、 《この こと を 》 家プロジェクト きんざ 、 ベネッセアートサイト直島 、 2001年 がある 。
2019年第 69回芸術選奨文部科学大臣賞 美術部門 、 2018年第 60回毎日芸術賞 、 2003年第一回アサヒビール芸術賞 、 1994年日本現代藝術奨励賞 インスタレーション部門 受賞 。

VENUE

エルメス財団

アーティストと共に創造する空間「フォーラム」は、エルメス財団の運営するアート・ギャラリーです。 エルメス財団とは、2008年にパリで発足した非営利団体で、 エルメスを母体としながらも、独立した方針を掲げ、芸術や技術伝承、 環境問題、教育などに関わるプロジェクトの支援を行っております。

https://www.fondationdentreprisehermes.org/en
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