Listen＆Believe〜the sensational musical experience with KEFINTERVIEW

1961年に創業し、今年創業60周年を迎えたイギリスを代表する音響機器メーカー、KEF。その妥協なき開発力と原音再生へのこだわりは、工業・デザイン界でも高く評価されています。音楽をこよなく愛し、普段のデザインワークでもKEFのサウンドが欠かせないという建築家のマーク・ダイサムさんにインタビューし、最新作のワイヤレス・HiFiスピーカー、LS50 Wireless IIの魅力も語っていただきました。

マーク・ダイサムさんが代表を務めるクライン ダイサム アーキテクツ（KDa）は設立から30年。引き手数多のデザインワークは建築、インテリア、公共スペース、インスタレーションと多岐に広がり、引き手数多のマルチリンガルオフィスです。

「アイデアを巡らせる作業は夜間が多いのですが、ひらめきを確信するには音楽が必要不可欠。次々とプランが思い浮かんだ時に音楽を聴くと、心が落ち着いて、一番大切にすべきことが見えてくるんですよ」

マークさんは数年前から、KEFのワイヤレス・HiFiスピーカーを愛用しています。創業60周年のアニバーサリーイヤーを迎えたKEFは、イギリス生まれのマークさんと同郷。「創業者のレイモンド・クック氏は、町工場のガレージから世界的な音響機器メーカーに上り詰めたレジェンドです」とマークさんが言う通り、既存の概念にとらわれない革新的技術で、時代を先取りする最高の音を追求し続けてきました。

「実は、スピーカーには特別な思い入れがあって。子供の頃、父親が組み立てキットでスピーカーを自作してレコードを聴いていたんです。その音がもの凄い迫力で、お腹の底から突き上げられるような感覚というか。それが、僕の原音体験かもしれない」。

「父親のようなオーディオファンではないけれど」と前置きしながら、マークさんは数あるスピーカーの中からKEFを選んだ理由を語ってくれました。「KEFのワイヤレス・スピーカーはLSXなど、シリーズ全機種持っているのですが、どのモデルも、すべての音域がバランス良く聴こえる。ワイヤレスとは思えない音質はまさに、リッチ＆ダイナミック！新たに登場したこのLS50 Wireless IIはさらに重厚感が増したサウンドだから、解放感のあるシチュエーションで聴きたいですね」

スタイリッシュでコンパクトなボディからは想像もつかないようなエキサイティングなサウンドが楽しめるこのLS50 Wireless II。持ち運びも簡単で、ポットキャストやネットラジオなど、好きなソースからストリーミングが可能なので、マークさんも海沿いの別荘に持ち込んで楽しんでみたいと期待感を募らせます。

「最近、お気に入りのアーティストがいてね。Bill McClintockというユーチューバーで、80年代のヒットナンバーを２曲ピックアップして、片方の伴奏にもう片方のボーカルを重ねるマッシュアップが面白い。たとえば、マイケル・ジャクソンの『ビリー・ジーン』にエリック・クラプトンの『コカイン』を重ねて、『ビリー・コカイン』とか。こんなことができるのは、デジタルならでは。まさに、ジャンルを超えた新次元の音楽！聴いた人はみんな驚いてハッピーになりますよ。誰かに喜んでもらうためという意味では、音楽もデザインも、役割は同じ。デザインを考える時は、常にエンターテインメント性を意識しています。時代や社会が変わっても、幸せの本質は変わらない。作り手が常に前向きでハッピーであることも、とても大事なことなんですよ」。

KEFの最新作のワイヤレスHifiスピーカー、LS50 Wireless IIは、DESIGNARTの会期中に期間限定で開催される「KEF 60 YEARS – Listen & Believe –Welcome to the Wireless High Fidelity Experience」でご体験いただけます。「クライン ダイサム アーキテクツ」が演出する素晴らしいデザイン空間とDJ Quietstormのエキサイティングなビートが融合する贅沢なサウンドスケープをぜひ、お楽しみください。