2019年4月に東京・代官山にオープンした、ファッション・食・デザイン・アートが集い、五感を刺激する新業態施設「KASHIYAMA DAIKANYAMA」。建物および内装デザインを佐藤オオキ率いるデザインオフィス、nendoと、空間デザインオフィス、onndoが担当。「丘」をコンセプトに大小の箱が重なりあう建物は、代官山に新しい風景をつくりだしています。
このランドマークの１階ギャラリーで、DESIGNART初参加となる大蔵山スタジオが、自社の山で採掘する伊達冠石のプロダクトと、新たにスタートするリサーチプロジェクトの展示・販売（一部非売品）を行います。テーマは古来より人間が大切にしてきた「石に対する原始の感覚」です。リサーチプロジェクトは、デザイナー・柳原照弘と大蔵山スタジオとのリサーチワークの序章となる意欲的な展示です。デザイナーの視点で山・原石・土をフィールドワークした軌跡を会場でご紹介します。今回アーティスト・写真家の八木夕菜が特別に参加。自然と人が関わってきた大蔵山の見えざる力を、八木の作品を通して目撃してください。デザイナーとの協業によるプロダクトは、ミラノ・サローネでDan Yeffetが発表した「GOLDEN ‘MENHIRS’」、KAARON StudioがNYのGalerie Philiaで発表する「LAC」、そして自社でデザインした「CONPAC」に加え、新作を展示します。ひとつとして同じ形状、色合いがなく、彫刻的な姿の伊達冠石は、世界中のアーティストやクリエイターを魅了してきました。古来より受け継がれてきた石がもたらす感覚を、都市の空間でご体感ください。
