ホンダは、クルマやバイク、ロボティクスなどの研究開発のなかで、人間の感覚を拡張するために技術を使い、その行為を心地よい身近なものにしてきました。
中でも、人とマシンの一体感を追求し、運転するストレスを減らし、気楽さ、楽しさを最大化する“意のままの走り”は、ホンダのクルマを象徴する言葉のひとつです。本田技術研究所は、デザインエンジニア山中俊治と“意のまま”の進化について議論し、自動運転でありながら、人が自由に運転に介入でき、それによって人がもっと行動したくなる、人間主体の運転体験“自由運転”を導き出しました。本展では、“自由運転”を体験できるシミュレーターを展示し、まるで人が散歩するかのように、クルマを用いて好奇心のままに移動することによって、世界の見え方がどう変わるかを体感していただきます。展示期間中は、来場者の皆様とディスカッションを通して、未来の運転のあり方、“意のまま”のあり方について模索していきます。