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INFORMATION
テキスタイルデザイナー髙橋正は、1枚の布をテキスタイルプリントの加工技法を用いカッティングすることにより、支持体としての布の持つ平面性から立体へと変容させ、表層・イメージの表現から物質・マテリアルの表現へと移行させました。カッティングは布にかかっている重力張力を制御し、表裏2極の関係から軽やかに多角的な視点を獲得し、またカッティングした布を回転することにより重力変化からマテリアル自体の表情を変容する布「SAKASHIMA」を制作しました。
プロダクトデザイナー尾形達は、この「SAKASHIMA」の顛倒ともいえる
変容の性質から透明性・不透明性の両方の可能性を持つパーテーションと、「SAKASHIMA」の軽やかな変容を楽しめるレリーフに仕立てました。また「SAKASHIMA」にLEDを搭載し、カッティングの切れ込みから漏れる幻想的な光の照明を制作しました。
デザイナートでは渋谷東急プラザ6Fの空間に様々なカッティングをもちいた「SAKASHIMA」によるインスタレーション展示します。
1982年 高橋デザイン室 設立
インテリアファブリクスデザイン
1990年 株式会社高橋正デザイン室として法人化
企業顧問デザイナー
個人ブランドPRINT&PAINT開始
2006年 株式会社筆屋コーポレションの改名
ギャラリーANOTHER FUNCTION開設
美術大学卒業後、個人事務所勤務、退社後個人事務所開設。インテリアファブリクスのデザイナーを経て、アートディレクターとして企業顧問などを務める傍ら、地域地場産業振興支援事業に関わる。その後、プライベートブランドやアートギャラリーを開設し、現在に至る。
2010年に設立したプロダクトデザインユニット B6 studioに所属。
共同のスタジオを構え、それぞれの持ち味を生かしながらユニットでしか生み出せない物作りのあり方を目指し活動するかたわら、個人として、素材や加工技法にフォーカスした研究や活動も行っている。