Plotter Drawing / 深地宏昌 at シンク オブ シングス

INFORMATION

  • 展示期間:10/22~10/31
  • 営業時間:11:00 – 19:00 第2/第4水休
  • 所在地:渋谷区千駄ヶ谷3-62-1
  • 作品販売価格:10,000~60,000

純粋な数値からなるデジタルの世界は、究極の制御と秩序の下にあります。対して私たちが存在しているフィジカルな世界は、制御しきれない不可抗力が常に存在する、混沌と揺らぎの中にあると言えるでしょう。

Plotter Drawing (プロッタードローイング)とはプロッター(ベクターデータを変換・出力する機器)でデジタルデータを物理的な動きに変換し、鉛筆、ボールペン、筆ペン等のアナログな筆材でドローイングをおこなう技法。デジタルでしか実現しえない緻密な線情報が、筆材によって物理的に描かれると、摩擦や重力、湿度や気圧などの物理的要因が作用して滲みや擦れなどの「偶発的表現」が生まれます。Plotter Drawingは、そのようなデジタルとリアルの境界に生じる偶発的表現を意図的に創り出す表現手法です。

デジタルからアナログへ、秩序から無秩序へジャンプしたとき、そこに生じる混沌は五感に響く不思議な美しさを醸しだします。情報からフィジカルへ、視点と行為が多層的に絡み合う変換行為がつくりだす、想像を超えた質感をご覧いただければと思います。

MOVIE

BRAND / CREATOR

深地宏昌

デザイナー、アーティスト。1990年生まれ。京都工芸繊維大学大学院デザイン科学専攻修了。 プロッター(ベクターデータを変換・出力する機器)を用いてデジタルとリアルの境界に生じる偶発的表現を創り出す手法「Plotter Drawing(プロッタードローイング)」を軸に、物質的な強さと重さを有した独特なグラフィックを数多く展開している。
The One Show、CANNES LIONS、NY ADC Awards、D&AD Awardsなど受賞多数。

VENUE

シンク オブ シングス

コクヨが運営するライフスタイルショップ&カフェ。「ワークとライフの境界を超える」をテーマに、生活と仕事の双方に刺激や発見をもたらす道具として、文具、家具、生活雑貨、ファッション、ストック類などを提案しています。CAFEやSTUDIOを併設し、デザイン、ものづくり、映画、音楽、食などさまざまな文化的コンテンツと共に、変化し続ける世の中で、モノ・コトの本質について考える機会を提案しています。