Photo by Sinichi Ichikawa

RESONANCE MATERIALS Project at ars gallery

INFORMATION

  • 展示期間:10/22~10/31
  • 営業時間:11:00 – 19:00
  • 所在地:渋谷区神宮前5-13-1 アルス表参道
  • 作品販売価格:300,000~1,500,000

RESONANCE MATERIALS Project 2021「不可視~存在の試行~」

 

「RESONANCE MATERIALS Project」は、今を生きる私たちにとって希薄となっている、重さ、大きさ、肌触り、光、振動などの身体的な認識を、素材を通して改めて見つめなおします。また、アートの持つ多様性や詩性、機智によって、感受性を開く場を生み出します。そしてその場に生まれる心の動きについて考察し、未来に向けて人が人らしく生きるための感性の価値を探求します。過去2回のミラノデザインウィークでの展示では、素材にこだわりを持って制作活動するアーティスト達の作品によって、鑑賞者との触覚的で体験的なコミュニケーションの場を生みだしてきました。初出展となる DESIGNART TOKYO 2021では、ガラスの塊を主な表現素材とする地村洋平と、木工を学び近年は植物を用いた表現を行う臼井仁美の2名アーティストが「不可視」をテーマとしてインスタレーションに取り組みます。「不可視」というテーマは、視えないことと同時に意識の外側にあるものへの気づきを意図しています。不可視という問いに向き合うこと、それは意識と無意識のスイッチングによる新たな価値視点への気づきの創造行為であり、存在の意味を多様化する試行なのです。

[ RMP 2021 公式サイト ] http://www.rmproject.jp

BRAND / CREATOR

地村 洋平

2015年東京芸術大学博士課程修了。ガラス造形や金属鋳造を学び、日常的に素材を溶かす制作環境に従事。この経験から、熱を介することで導かれる事象に興味を持つ。ガラス、金属、熱したプラスチックを用いて、立体、平面、インスタレーションやパフォーマンス作品を発表。2021年 北アルプス国際芸術祭2020-2021(長野)、2019-2021年 Ai Mi Tagai exhibition(Tokyo×London)、2019年 個展「≠世界」千葉市文化センター/(公財)千葉市文化振興財団主催(千葉)

臼井 仁美

2010年東京芸術大学大学院美術研究科修了。先史時代に木器時代があったことを想像し、人間の自然への眼差しと古くからの営みに着目した制作を行う。工芸や民俗芸術へ関心を寄せ、美術との接続のあり方を探る。2017年TOKAS二国間交流事業プログラムにてヘルシンキに滞在。主な展示に2021年Ai mi Tagai 2021/遊工房アートスペース、2019年DenchuLab.採択企画ここに 暮す木、通う人/旧平櫛田中邸アトリエ、2018年 HIAP OPEN STUDIO/ヘルシンキなどがある。

東京藝術大学 GEIDAI FACTORY LAB

東京藝術大学 GEIDAI FACTRY LABは、東京藝術大学の工房群の設備とスキルを活用し、学外機関とのコラボレーションによって、様々なプロジェクトを企画・実行します。多様な視点から、実践によって、「つくること」の価値を研究し、社会と共有していくことを目標としています。

感動創造研究所

感動はひとそれぞれ、きわめて個人的な想い。多様性が叫ばれる現代、すくい上げた固有の想いを可視化し、社会的な意味や効果へと最適化する・・・私たちは「感動が持つ価値」が社会的な財として共有された、感動体験に富んだ心豊かな社会形成へ寄与します。

VENUE

ars gallery

都会の喧騒をしばし忘れるクリエイティブな表現スペース、アルスギャラリー。白いキューブをモチーフにした、シンプルかつ寡黙な外観フォルム。建物のデザインは、文学や美術に造詣の深い建築家として知られる北川原温氏。建物の外観も各フロアも、「寡黙であることこそ無限の可能性を演出する」というアーティスティックなコンセプトでデザインされています。ときには、時代を先駆ける気鋭のアーティストたちの創作展のスペースに。またあるときには、ジャンルを越えて。どなたにもご利用いただけるオープンなギャラリーです。