Architecture

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表参道ヒルズ

area: 表参道/OMOTESANDO

information

人々の心の風景となっていた同潤会アパートのつくり出す風景をどのようなかたちで残していくかを主題に、以下の2点を実現させています。1つは地下空間を最大限に生かし建物ボリュームの過半を埋設して、建物の高さをケヤキの並木と同限度に低く抑えること。もう1つは、表参道の穏やかな坂道をそのまま建物内のパブリックスペースとして取り入れること。建物は表参道の道なりに、約250mの連続したファサードをつくり出します。各フロアは穏やかな勾配の表参道から連続するスロープで構成され、都市空間に新しい公的空間を寄与しています。また建物の屋上には、道なりのケヤキ並木とつながるようなかたちで屋上植栽が施されています。目指したのは表参道の同潤会アパートの、次の時代への『再生』です。

Architect

  • 安藤 忠雄
    建築家

    大阪生まれ。独学で建築を学び、1969年に安藤忠雄建築研究所を設立。代表作に「六甲の集合住宅」「光の教会」「ピューリッツァー美術館」「地中美術館」「プンタ・デラ・ドガーナ」「上海保利大劇場」「クラーク美術館」など。79年「住吉の長屋」で日本建築学会賞、85年アルヴァ・アアルト賞、89年フランス建築アカデミーゴールドメダル、93年日本芸術院賞、95年朝日賞、95年プリツカー賞などを受賞。97年より東京大学教授、2003年より名誉教授。

FACILITY

  • 表参道ヒルズ
    施設

    表参道ヒルズは世界に類をみない「文化商業施設」です。本館中央の6層の吹抜け空間や、それを螺旋状に囲むように表参道の坂とほぼ同じ勾配をもつ長さ700mの“スパイラルスロープ(第二の表参道)”、地下3階のイベントスペース“スペース オー”などが配置され、情報発信の拠点となっています。これらの創造的な空間と、スパイラルスロープ沿いを中心に配置されたこだわりの店舗群、MEDIA SHIP.利用企業やここに集う高感度な人々が融合し、施設全体が新たな“メディア”となって、ファッションやアートなどに関するイベントなどを多数開催し、最先端の情報を発信し続けています。

    address: 東京都渋谷区神宮前4-12-10 tel: 03-3497-0310 open: 11:00 - 21:00(日曜11:00 - 20:00) close: 年中無休

※ショップや美術館など屋内に入ることができる建築の場合、内観を撮影する場合は施設スタッフの許可を得てからお願いします。決して無断で撮影することのないようお願いします。

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