Exhibition

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藤本壮介 at カナダグース

area: 原宿/Harajuku

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Particles of Life

圧倒的な防寒力の高さ&スタイリッシュなデザインのダウンジャケットで知られる「CANADA GOOSE」。このブランドの優れた技術力、最高峰の品質、エコロジカルな精神を体現するショップウインドウのデザインを、建築家の藤本壮介氏が手がけました。
藤本氏はまず、CANADA GOOSEのポテンシャルが凝縮されたダウンをつまびらかに見せつつ、ショップの新しい顔を作ることを考えました。ダウンという非常に繊細で軽やかな素材は、私達の生活に広く浸透していますが、普段は生地に包まれており、それ自体を目にすることはあまりありません。だからこそ、ウインドウの中に立体的に浮遊する無数のダウンを集合させました。グリッド状に等間隔で整列したダウンをレイヤー状に配置することで、非常にシンプルな構成でありながら、多様な表情をウインドウに作り出したのです。
「ダウンは繊細で軽量がゆえ、静寂でありながら、かすかな空気の動きにも反応し揺らぐ。それは空気を可視化する存在なのではないか」。その考えから、この立体的なダウンのスクリーンのアイデアは生まれました。
またこの作品は照明の当て方によって反射や透過を生み、光を内包した多様な表情をもたらすため、完成された彫刻やインスタレーション、目まぐるしく変わるデジタル作品と異なり、見る角度や照明によって見え方が変わります。これにより、空を漂う雲のように、様々な移ろいを感じることができるのです。
科学的でありながら芸術的でもある。柔らかでありながら鋭敏でもある。儚いものでありながら知的でもある。単純であり複雑でもある。
様々な相反するものが共存し、その間を発見することで新たな価値を見出していく。そんな人工的な秩序と自然の秩序の間にある、美しい幾何学的な雲のような存在を、ぜひ体験しにきてください。

展示協力:荒川技研工業株式会社

Artist

  • 藤本壮介
    建築家

    1971年 北海道生まれ。東京大学工学部建築学科卒業後、2000年 藤本壮介建築設計事務所を設立。2014年 フランス・モンペリエ国際設計競技最優秀賞( L’Arbre Blanc, 2018年竣工予定)をはじめ、国内外での受賞歴多数。主な作品に、サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013(2013年) 、House NA(2011年) 、武蔵野美術大学 美術館・図書館 (2010年)、House N(2008年)等がある。

Venue

  • CANADA GOOSE
    アパレルメーカー

    1957年にカナダのトロントの小さな倉庫でスタートしたカナダグースは、世界の50を超える国々で販売される高級パフォーマンスアパレルメーカーとして世界をリードする企業に成長しました。全てのコレクションは北極圏の険しい気候に耐え得るクラフトマンシップを元に、確かな技術力を持って細部まで機能性を追求し、常に革新を続けています。南極や北極の調査センターから、ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリと東京のストリートまで、地球のあらゆる場所で人々に選ばれ続けています。世界中で2700人以上の人々を雇用しているカナダグースは、「メイド・イン・カナダ」にコミットしたブランドのリーダーとしても名を馳せ、またPolar Bears International (PBI)の長年のパートナーでもあります。

    address: 東京都渋谷区神宮前2-22-16 CANADA GOOSE TOKYO FLAGSHIP tel: 03-5860-6518 hours: 11:00-19:30 close: -
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