ジェルバゾーニは、イタリア北東部ウディネを本拠とする創立1882年の老舗インテリアブランド。そのルーツは、小枝を編んでつくった雑貨や家具を販売し始めたことでした。そして世界的なブランドとなった今でも「編む技術」を時代に合わせて更新し続けています。今回の展示も、ブランドのバックボーンである「編む技術」を存分に堪能できるものとなっています。
また同ブランドの強みとして、アウトドアコレクションである「INOUT」シリーズがあります。屋外はもちろん、屋内で使用しても全く問題ないデザインが多いのが特徴です。アートディレクターであるパオラ・ナヴォーネは、長年室内リビングと屋外リビングの明確な区分けをなくしてきました。今年、新たに発表される製品の多くは、移り変わる季節や気候に適した屋外用家具の機能を備えたデザインになっています。素材に手編みの「クブ (天然ラタンの高級品種)」を用いた「INOUT630」は、トラディショナルなベルジェール・チェアを想起させる一方、思いもよらないラインとバランスをもったチェア。座面には撥水加工のクッションを備えており、テラスでも、屋根付きの屋内スペースでも快適に過ごせます。
また去年新たに追加された屋内用コレクションの「NEXT」シリーズからは「NEXT236」が発表されました。家族や友達との集いの場にぴったりの丸テーブルです。表面がひび焼きの、丸みのある大きなセメント製の土台が中心にあ、その上で天板が辛うじてバランスを保っているかのように見えるデザインです。天板の材質は、手作業で磨かれ光沢のあるグレーのワニスを塗ったパイン材、または白い大理石のいずれかから選ぶことができます。
価格:329,000円(税抜)（INOUT630）
